X線回折で新たな製品の開発を行う
生産の場でよく活用されているのが、レントゲンです。
レントゲンといっても人体に使うあのレントゲンとまったく同じというわけではありません。
確かに人間の目で確認することができないものを見ることができるという点については同じなのですが、レントゲンよりもさらに短い放射線を照射して、さらに細かい部分、つまり物質の原子、分子のレベルで確認することができるような方法をとります。
これをX線回折といい、医薬品や工業製品の開発の場でよく用いられている方法なのです。
X線回折装置は、高圧電流をX線管球に流し込み、それによりX線を照射する必要があります。
ですから、専用の装置と部屋が必要になりますので、企業レベルでないとこの作業を行うことは困難でしょう。